1977年出走、ジョディー・シェクターが優勝を飾った第6戦モナコGP仕様を製作しました。
GP CAR STORYを参考に出来る限りモナコGP仕様に近づけています。
製作にあたっては、パネルラインのスジは墨入れ無しで自然に影が落ちるよう、タガネで深く掘り直し。
アッパーカウル右側の給油口を開口。
シートベルトは『モデルファクトリーヒロ/フレキシブルシートベルト青』を追加。
シートベルト基部周りを『モデルファクトリーヒロ/アルミニウムリベット 0.8/0.5』、『さかつう/フレキシブルワイヤー0.7mm』と0.5mm、六角フランジは『さかつう4455/六角フランジ1.2/0.7』と『さかつう4463/六角フランジテーパー付き1.2/0.7』等でディテールアップ。
コクピットのスイッチを『ホビーデザイン/1/24 トグルスイッチ(A)』、『ホビーデザイン 1/24 & 1/20 ノブスイッチ (A) 』で追加。
コクピットのボルトを『アドラーズネスト/ブラインドリベットヘッドSSS 0.5/0.25』に置き換え。
ホイールのエアバルブを『さかつう/6502 1/20エアバルブ』で追加。
ホイールのビードロックを『モデルファクトリーヒロ/アルミリベットフランジ付き(Bタイプ)』で追加。
カウルファスナーを『タミヤ1/20 シートベルトセットA』、キット付属のエッチング製に置き換え、追加。
サイドミラー、コクピットメーターパネルはキット付属のメタルインレット。
エアファンネルカバーはキット付属の金属製メッシュ。
ギヤボックス周りは露出しているので、金属線と六角フランジの組み合わせでディテールアップ。
金属線は『さかつう/フレキシブルワイヤー0.7mm』と0.5mm、六角フランジは『さかつう4455/六角フランジ1.2/0.7』と『さかつう4463/六角フランジテーパー付き1.2/0.7』の組み合わせ。
プラグコードを『さかつう/フレキシブルワイヤー0.5mm』で追加。
フューエルパイプを『モデルファクトリーヒロ/カラーチューブクリアーブラウン0.4/0.2』で追加。
イグニッションコードを『さかつう/フレキシブルワイヤー0.5mm』で追加。
ケース固定用のM3ナットを埋め込み。という処理をいたしております。
塗装について
カウルは、
ブルーは専用色『フィニッシャーズ/ウルフブルー』を塗装。
クリアーコートは『ガイアノーツ/EXクリアー』を吹き付け。
コンパウンドはソフト99、3M製の業務用のものを用いました。
ソフト99細目で肌調整を行い、3Mダイナマイトカット、ハード1、ハード2を順にかけ磨き上げました。
カウル以外は、
サーフェイサー1000を用いて、見える部分のパーティングラインと押し出しピン痕を除去。
サスペンション等の細かなパーツもサーフェイサー吹きとヤスリがけをを繰り返し丹念にパーティングラインを消しています。
黒はピュアブラック、カーボンブラックの他、調合した青系の黒、茶系の黒を実車を参考に塗り分け。
シルバーは下地にグロスブラックを吹き付けた後にシルバー、メッキシルバー、フラットアルミを部材に応じて塗り分け。
グッドイヤーロゴはフィニッシャーズのタイヤテンプレートを用いて吹き付け塗装。
ロゴ吹き付け後につや消しクリアーでコート。
タミヤ『ディスプレイケースC』付属。
台座はアクリル板乳白色を業者に発注し用意しました。
クリアーはラッカー系を用いるので、乾燥時間は余裕をもって計2週間取っています。
内訳は研ぎ出しまでに自然乾燥4日と加熱乾燥3日、仕上げクリアー塗装後に同様に自然乾燥4日と加熱乾燥3日。
改造部分を羅列していますが、最もこだわっている部分はカウルの光沢仕上げです。
ラッカー系を用いる事で塗膜をシャープにし、磨きだしは表面のシボと磨きキズをライトで確認しつつ取り切るように努めています。