アイルトン・セナが日本で最後に走ったパシフィックGP仕様です。低速コースのため、リヤウイングをメゾネットにしただけでなく、ノーズの両サイドにまでフィンを追加しダウンフォースを稼いでいます。
モデルファクトリー ヒロのFW16はフルディティールキットですが、カウルを脱着可能にして製作するとかなり高価な完成品になります。本モデルはカウルを固定しプロポーションモデルとして製作しています。プロポーションモデルとしてはタメオがあるのですが、設計が古い上にプロポーションもイマイチなのでモデルファクトリー ヒロのキットをベースにした本モデルの方がオススメです。
製作に当たってはスジ彫りは深く彫り直し、ディフューザーやカウルのエッジは薄く削り込んでシャープさを出しています。ロスマンズブルーはバルケッタのFW16ブルーを使用。ロスマンズポルシェやホンダ NSR500とも違うFW16のロスマンズブルーが見事に再現されています。塗装は極力塗り分けで仕上げています。クリアーコーティグの後、研ぎ出しで磨き上げています。製作は多田 道一です。