本製品は1978年にデビューしたロータリーエンジンを搭載したマツダのスポーツカー「サバンナRX-7(SA22C)」を忠実に再現したモデルです。
サバンナRX-7はサバンナRX-3の後継車として1978年に登場しました。RX-3はクーペ以外にもセダンやワゴンなどのボディバリエーションが用意されていましたが、純粋なスポーツカーとして登場したRX-7にはクーペボディだけが用意されました。ロータリーエンジンだからこそ実現できた「フロントミッドシップ」を活かし、ノーズを思い切り低く、テールまで力強いウェッジシェイプを描いています。スポーツカーの代名詞とも言えるリトラクタブルヘッドライトを採用することにより非常に安定した走りを実現しました。
搭載される12A型ロータリーエンジンは573cc x 2ローターです。小型で軽量なロータリーエンジンですが130psを発揮し、軽量な車体と相まって俊敏な機動力を誇りました。
モデルは実車オーナーに協力していただき3Dスキャン、写真撮影、採寸を行いました。取材データを元に社内で3Dデータを作成、開発しました。
今回発売する前期型は前後バンパーやボディ側面に樹脂製のモールが装着されています。小さいパーツですが塗り分けやデカールでは立体感が出ませんし、エッチングパーツでは後から剥がれる可能性が出てきます。今回のモデルでは手間はかかりますが、ボディを少し掘り下げてホワイトメタルで別パーツにしてみました。ボディとの別体感とシャープな仕上げが確認していただけると思います。
アバルト風のオプションホイールのスポークにも注目です。インジェクションパーツでは型を作るのが難しいほど細いリブで再現しています。